従来のスポーツマッサージは「疲労回復」を主目的として行われてきました。
フアンクショナルスポーツマッサージは、「スポーツでの動きを良くすること」を実現します。
試合時「最高のパフオーマンスが発揮できる体を創りあげる」新しいスポーツマッサージ。
北京、ロンドン両オリンピックトレーナーの本協会チーフインストラクターを中心に、日本国内での30年にわたるスポーツ現場での臨床経験。
ドイツ、アメリカ、スウェーデン、英国などでのマッサージ留学経験者が協力して、年月をかけて創り上げました。
選手の体の評価から始まり、選手からの微妙な感覚的な要求にも答え、「動きが良くなること」を実現するマッサージです。
本協会では、この新しいスポーツマッサージを講習やだれでも見られる動画で順次紹介します。
トレーナー、セラピスト、マッサージ師、理学療法師、柔整師などスポーツに関わる方が、一人でも多く「ファンクショナルスポーツマッサージ」が実際に出来るようになることを、本協会は目指します。
「疲労からの超早期回復法」
競泳日本代表のトレーナーとして世界選手権やオリンピックに帯同しました。いずれの場合も、各国の選手はマッサージを受けていました。スポーツマッサージは、疲労回復や選手のパフオーマンス向上に必須のものと言えましょう。特に最近の競泳界では、一日に数レースもこなすタフさが日本選手にも求められています。レース間に疲れをマッサージで出来るだけ早く取り去る必要があるのです。
疲れは、体だけではありません。練習やレースへの集中の反復や持続で、選手は精神的にも疲れを抱えています。(本人が意識している、いないに関わらず)。
頭部や顔面部への柔らかなタッチのマッサージは、精神的な疲れに非常に有効です。選手の気持ちを適正な状態に導くことが出来ます。
肉体的な疲れは、筋腱移行部にたまりやすい。
また、体の浅い所だけでなく、体の芯、奥にあるコリや過緊張部を取り除く必要がある。
「体の芯の疲れが抜けない」という時は、まさしく深部組織の緊張やコリが取り去られていない場合に起こる。
体の浅層から中層、そして深部まで、全層に渡ってのケアーを考慮する必要がある。(この時、ディープティシューマッサージのテクニックが必要となる)。
同時に、筋肉のみでなく、腱や靭帯、腱膜のハリやコリにもアプローチすれば、「疲労からの超早期回復」が可能となる。
筋肉の深さへのこだわりスポーツマッサージ
今までのマッサージ法は、体を平面的に、一つの広がり、群れとしてとらえてマッサージしていた。
実際の人体では、筋肉は浅層から中間層、そして深部と、縦断的に重なっている。
例えば、浅い所にある筋肉と同一地点にある深い所にある筋肉が、まったく異なり、その働きも違うことがある。
スポーツマッサージの「キモ」は深さにある。
2Dから3Dへ、深さを意識しながらマッサージをおこなうこと。
マッサージを行う時は、「今どの深さの筋肉にアプローチしているのか」を常に意識して行う必要がある。
そして、その的確さが、スポーツマッサージの効果の大きさを決定する。
「深さ」を意識して行う新しいマッサージ法に「ディープティシューマッサージテクニック」がある。
マッサージをしている指先が、目的とする筋肉の適切な深さから外れないようにすることが、大事なのです。